昭和60年 ~ 昭和63年

昭和60年(1985年)

 1月 7日 ライオンの「ライ太」死亡。(雄、9才)
    9日 『氷雪の家』の館名板を田本市長が揮毫
   25日 『氷雪の家』開館式。植村公子夫人、植村修氏他、植村さん
        の友人等出席。「第l回野外学校を語る会」開催。(「第22回
        おびひろ氷まつり」のメインテーマ「植村直己」)

 2月25日 シベリアヘラジカの受け入れ決定。(中国黒龍江省より、5月
        末着園予定)

 3月30日 寄付目録贈呈。「花壇一式」68万円相当第一貨物工業㈱清
        水隆詔氏18年目、総額1,384万円

 4月20日 チャップマンシマウマ1番(雄5才・雌4才)来園(富士サファリ
        パークより)、グラントシマウマとの交換。
   21日 園内清掃奉仕。「十勝明るい社会づくリ推進協議会」250人・
        「緑ケ丘青年会」50人。
   23日 中国黒龍江省よリシベリアヘラジカの収容施設視察のため
        来園。黒龍江省考察団団長、野生動物保護協副秘書長何
        葆印(フー,パオイン)ハルビン動物園獣医医院長等4名
   28日 昭和60年度開園式。若葉幼稚園児招待。5月19日動物の愛
        称決定。アメリカバイソン(雄)「バロン」他7点

 5月24日 自然繁殖のノスリのヒナ2点を確認。日本国内で初めての自
        然繁殖(日動水協より「繁殖賞」受賞)
 5月27日 シベリアヘラジカ1番来園。中国黒竜江省より北海道に寄贈
        され、おびひろ動物園が飼育することとなった。雄(ケリ一)
        体重165kg、伊春市鳥伊嶺で捕獲1才)雌(モーラ)体重
        142kg、竜鎮で捕獲1才)いずれもハルビン動物園で飼育され
        ていた。

 6月 1日 映画「植村直己物語」の帯広ロケのため、佐藤純弥監督,西
        田敏行(直己)・倍賞千恵子(公子)等来園、園内一部撮影。
   16日 動物を計る会。キリン(ノブイチ)の高さ4.55mオナガキジの尾
        の長さ1.07mオオカミの子(4月生)の体重48kg
   17日 アカカンガルー1番を文化産業姉妹都市の徳島市動物園へ
        寄贈。
   22日 シベリアヘラジカの引き渡し式。中国黒龍江省人民政府友好
        代表団、陳雷団長(前黒龍江省長)等5名を迎えて、山中北海
        道知事室長、田本帯広市長等関係者30人が出席して、園内
        正面広場で盛大に行われた。

 7月 5日 アメリカバイソンの赤ちゃん誕生。「ボブ」8才と「バブ」7才の第
        3子。
   10日 冒険家植村直巳さんの故郷、兵庫県日高町より、町議会議
        員16名が来園、「氷雪の家」を視察。
21~22日 「サファリキャンプ」開催。
24~27日 「サマースクール」開校。
29~30日 「親子サマースクール」初開校。

 9月11日 「動物画写生コンクール」開催。
   23日 「動物画写生コンクール」表彰式。応募総数747点(3年連続、
        金賞受賞者篠田美由紀さん、特別表彰)

11月 4日 閉園。
「’85さようなら動物園まつり」

12月16日 アミメキリンの赤ちゃん(雄)誕生。

・飼育動物数(4月1日現在、保護動物を除く) 77種706点

・施設の整備 エスキモー犬舎新設、コンドル舎新設、ライオン舎新設、ワニ舎増築

・主な受贈動物 エゾシカ3点、アライグマ1点

・主な交換動物(受け入れ) アカカンガルー1点、マントヒヒ1点、チャップマンシマウマ                  2点、グラントシマウマ1点、カナダガン4点

・主な死亡動物 ボリビアリスザル1点、マントヒヒ1点、チンパンジー1点、カナダヤマ           アラシ1点、シンリンオオカミ2点、エスキモー犬4点、ライオン1点、カ           リフォルニアアシカ1点、クラカケアザラシl点、ヤクシカ1点、エゾシカ           3点、バーバリーシープ2点、ハイイロガン1点、インドクジャク1点、コ           ンゴウインコ1点、シロフクロウ1点、カナダガン1点

・売却動物 シェットランドポニー2点、エスキモー犬3点

・贈与動物 アカカンガルー2点、エゾヒグマ2点

・交換動物(払い出し )アカカンガルー2点、シンリンオオカミ1点、オシドリ10点

 

昭和61年(1986年)

  3月 3日 カリフォルニアアシカの雄「クック」死亡(10才)。
      5日 チンパンジーの雌「チャミー」死亡(12才)。
     26日 寄付目録(花壇)贈呈式。第一貨物工業清水隆詔氏。(90万
         円相当)


  4月20日 園内清掃奉仕。十勝明るい社会づくり推進協議会緑ケ丘青
         年会。
     24日  園内塗装奉仕。
 24~25日 帯広塗装工業共同組合。
     27日 開園。開園まつり。つくし幼稚園児招待。白樺高校ブラスバ
         ンド部による園内パレード。

  5月18日 動物愛称決定。
         キリン(雄)「リキ」
         エランド(雌)「キャテイー」
         バイソン(雌)「マミー」

  6月 7日 ツルの属間雑種誕生2点。クロヅル×アネハヅル=「クロア
         ネハ」
     15日 「動物を計る会」開催。キリンの高さ、エスキモー犬の体重、
         カバが口を開けたときの大きさ。
     24日 アメリカバイソンの赤ちゃん誕生。ボブ×バブの第4子。
     29日 アンデスコンドルの赤ちゃん誕生。ジャック×ジェーン(S56
         年来園)。
     30日 チャップマンシマウマの赤ちゃん(雄)誕生。ロビン(4才)
         ×メリ一(3才)。

  7月 1日 カリフォルニアアシカの赤ちゃん誕生。クック×ルル(12才)
     17日 フタコブラクダの雄、秋田市大森山動物園との動物交換(ア
         カカンガルーの雌l点と)により来園。
 19~20日 「サファリキャンプ」開催。
     20日 「親と子の写生会と紙ねんどで、動物をつくる集い」開催。
 23~26日 「サマースクール」開催。
     29日 モモイロペリカン1番来園。(シェットランドポニー5点との動
         物交換)

  8月31日 エスキモー犬「アンナ」の剥製完成、「氷雪の家」に展示。ア
         ンナ(雌)は植村直己さんが北極圏12,000キロ走破した際
         のリ一ダー犬で全行程を完走した。(旭川市旭山動物園で
   7月17日、推定年令16才で死亡)

  9月 9日 松前一技師脳梗塞による急性心不全のため亡くなる。
     25日 「親子写生会」表彰式。母娘3人そろって金賞受賞。(侘美さ
         ん一家)
 11月 5日 閉園「‘86サヨナラ動物園まつり」(アシカ「ルル」の最後の動
         物ショウ)

・飼育動物数(4月1日現在、保護動物を除く) 72種683点

・主な受贈動物 ベニコンゴウインコ1点、ヨウム2点、エスキモー犬1点、コンゴウイン           コ2点

・交換動物(受け入れ) ワオキツネザル1点、フタコブラクダ1点、ルリコンゴウインコ               1点、アライグマ1点、ベニコンゴウインコ1点、ライオン1点、メ               ガネカイマン1点

・主な生産動物 ボリビアリスザル1点、ニホンザル2点、バーバリーシープ2点、エラン           ド1点、アメリカビーバー2点、アカカンガルー2点、シンリンオオカミ           9点、エスキモー犬12点、カリフォルニアアシカ1点、チャップマンシマ           ウマ1点、アメリカバイソン2点、シェットランドボニー1点、アンデスコ           ンドル1点

・主な死亡動物 アカカンガルー1点、ボリビアリスザル1点、アメリカビーバー3点、エ           スキモー犬1点、アライグマ1点、カリフォルニアアシカ1点、ロバ1点、           エランド1点、アメリカバイソン1点、バーバリーシープ2点、カナダガン           1点、ギンケイ1点、インドクジャク1点、アカノガンモドキ1点、ズグロイ           ンコ1点

・交換動物(払い出し) アカカンガルー3点、シンリンオオカミ12点、シェットランドポニ               ー5点、オシドリ7点

・売却動物 アカカンガルー1点、シンリンオオカミ1点、シェットランドポニー1点

 

昭和62年(1987年)

  3月29日 寄付目録贈呈式(こども動物園に)休憩所(87万円相当)第
         一貨物工業社長清水隆詔氏(20回目、総額1,560万円)

  4月21日 園内塗装奉仕。帯広塗装工業協同組合(20回目)
         マゼランペンギン4点来園。アミメキリン1点と交換。(ペンギ
         ンの飼育展示は5年振)
         アメリカバイソン1点を釧路市動物園へ寄贈。
     29日 開園。オ一プン式、「開園まつり」。帯広ひまわり幼稚園児招
         待。

  5月24日 動物の愛称決定、表彰式。
         アシカ(雌)「アッちゃん」
         アシカ(雄)「チャール」
         シマウマ(雄)「ロンド」
         コンドル(雄)「つばさ」
         ラクダ(雄)「ラッタ」
         エランド(雌)「エミリー」
     25日 シベリアヘラジカの赤ちゃん(雌)誕生。
     31日 「探鳥ピクニック」開催。

  6月26日 日本動物園水族館協会北海道ブロック27日春季飼育技術
         者研究会開催。
     28日 「動物画写生コンクール帯広写生大会」

  7月15日 ニホンザルの赤ちゃん(雄)「ノボル」人工保育開始。
     22日 アミメキリンの赤ちゃん誕生。キロ(9才)×アミリー(8オ)

  9月13日 「絵をかこう、詩をかこうの集い」

 11月 3日 閉園。

・飼育動物数(4月1日現在) 90種685点

・交換動物(受け入れ) カリフォルニアアシカ1点、エランド1点、マゼランペンギン4点

・主な生産動物 アカカンガルー1点、ニホンザル3点、アメリカビーバー1点、エゾヒグ           マ1点、シンリンオオカミ7点、アミメキリン1点、エゾシカ1点、アメリカ           バイソン1点

・主な死亡動物 アカカンガルー1点、ワオキツネザル1点、アメリカビーバー2点、ロ           バ1点、マゼランペンギン3点、カナダガン1点、メガネカイマン1点

・交換動物(払い出し) シンリンオオカミ7点、アミメキリン1点、エランド1点

・贈与動物 シンリンオオカミ2点、ゴマフアザラシ1点、アメリカバイソン2点

・売却動物 エスキモー犬3点

 

昭和63年(1988年)

4月19日 チャップマンシマウマの赤ちゃん(雌)誕生。
   20日 コモンマーモセット2番、第一貨物工業(清水隆詔社長)より
       受贈。(60万円相当)
  24日  開園。オープン式。わかば幼稚園児招待。

5月20日 動物愛称決定。シマウマ(雌)「スジー」、バイソン(雄)「タイ
       ソン」、キリン(雄)「ロッキー」、ヘラジカ(雌)「ラン」

6月11日 シベリアヘラジカ赤ちゃん(雄)誕生。
   12日 「動物を計る会」キリン(雄・8才)460cmモモイロペリカンの開
       口長46cmニホンザル(雄・2才・人工)2kg

8月 2日 アメリカバイソンの「ボブ」(雄・12才)死亡。(53年3月静岡市
       日本平動物園より受贈)
   13日 故植村直巳さんと一緒に53年にグリーンランド単独犬ぞり
       旅行に成功した時、リーダー犬として大活躍したエスキモー
       犬の「クマ」(雄・15才)が死亡。動物園の犬ぞりチームでも、
       長い間リ一ダー犬として君臨するとともに数多くの子孫を残
       した)

10月 4日 コモンマーモセットの双子の赤ちゃんが誕生したが、うち1点
        は数日後に死亡。残りの1点は実父が子育てを放棄し代理
        父親が育てる。

11月 9日 シベリアヘラジカの雄(2才)が共同繁殖のため川崎市夢見
        ケ崎動物園より来園。60年生まれの長女「ラン」のお婿さん。

12月14日 アミメキリンの赤ちゃん(雌・第3子)が誕生。

・飼育動物数(4月1日現在) 89種693点

・受贈動物 コモンマーモセット2点、ミニブタ2点、シベリアヘラジカ1点、シロフクロウ1点

・交換動物(受け入れ) フンボルトペンギン2点

・主な生産動物 アカカンガルー1点、エスキモー犬7点、コモンマーモセット2点、アミメ           キリン1点、ボリビアリスザル1点、ニホンザル6点、チャップマンシマウ           マ1点、エランド1点、シベリアヘラジカ1点、エゾヒグマ2点、アメリカバ           イソン1点

・購入動物 フンボルトペンギン2点

・主な死亡動物 アカカンガルー2点、アメリカビーバー1点、コモンマーモセット3点、チ           ンパンジー1点、アメリカバイソン1点、エランド1点、マゼランペンギン           1点、フンボルトペンギン1点

・交換動物(払い出し) アカカンガルー2点

・贈与動物 シェットランドポニー1点、シベリアヘラジカl点、アメリカバイソン1点

・売却動物 エスキモー犬4点