昭和50年 ~ 昭和54年

昭和50年(1975年)

  1月   ウインタースクールをはじめて開設。

  3月   グラントシマウマの長男(ボビー)誕生。ローランドゴリラ(オ
        ス、1歳)を預かり飼育する。

  5月   野生トラフズクの営巣観察に成功。

  6月   エゾリスの仔12匹が誕生

  7月   チンパンジー(メス、6ケ月、チャミー)が仲間入り。

  9月   カバの仔(オス、ノロ)誕生。エスキモー犬(メス、1歳)がカラ
        フト犬保存のためにお嫁入り。

 10月   旭山動物園よりエスキモー犬(メス、アンナ)の仔アン(メス)
        が仲間入り。アミメキリンの長男(キー坊)誕生。
        クロヅルが脱出、数時間後無事収容する。
        WWFJの動物写生画コンクール帯広大会開催。

 11月   動物園1号橋(イソップ橋)完成。    

 12月   ホッキョクグマの双子誕生。(6日間生存)

・飼育動物数(4月1日現在) 100種613点。

・動物舎の新設 キジ舎

・主な動物の購入、交換及び保護 オシドリ、ダチョウ、チンパンジー、ベニガオザル

・主な施設及び遊具の受贈 自動遊具(第一貨物KK)

・遊具の更新 豆汽車「弁慶号」

 

昭和51年(1976年)

   ・今年度より動物園整備3カ年計画実施に入る。
4月   入園料、遊具使用料の改定。
      大人250円 小人10円 遊具50円

6月   探検家、植村直己氏より、北極圏12,000kmを走破したエスキ
      モー犬2頭の寄贈を受ける。(イヌートソア1号、イグルー)

7月   親子サマーキャンプにトムラウシ小・中学校の生徒を招待す
      る。

9月   チンパンジー(メス、チャミー)とアシカ(メス、ルル)が動物ショ
      ーにデビュー、好評を博する。
      エスキモー犬2頭(イグルー、イヌートソア1号)が日本動物愛
      護協会より表彰を受ける。

10月  旭山動物園よりエスキモー犬(メス、アンナ)の仔アン(メス)が
      仲間入り。アミメキリンの長男(キー坊)誕生。
      クロヅルが脱出、数時間後無事収容する。
      WWFJの動物写生画コンクール帯広大会開催。

11月  動物園1号橋(イソップ橋)完成。

12月  ホッキョクグマの双子誕生。(6日間生存)

・飼育動物数(4月1日現在) 92種422点

・動物舎の新設 オオカミ舎、クジャクバト舎、バーバリーシープ舎、キリン及びエラン           ド舎、チンパンジー舎寝室。

・主な受贈動物 カリフォルニアアシカ2点(長岡光春)、エスキモー犬2点(植村直己)、            エスキモー犬1点(旭山動物園)

・主な動物の交換 フタコブラクダ、ライオン。

・主な施設及び遊具の受贈 バッテリーカー3台(第一貨物KK)、水銀灯1基(水晶堂メ                  ガネ店)

・遊具の新設 空中観覧車(リース)、バズーカ砲、ジョイフルサイクル、バッテリーカー。

 

昭和52年(1977年)

  1月   植村直己氏、氷まつり犬ぞりデモンストレーション参加のた
        め来帯。

  2月   WWFJ動物写生画コンクール全国大会に於いて、帯広より出
        品の作品が文部大臣奨励賞を受賞する。

  4月   エランド(メス、l歳、エルちやん)を円山動物園より頂かり飼育
        する。

4月~8月 動物写真コンテスト開催。

  6月   カナダ、アルバータ州エドモントン市長テリー・キャバナー夫妻
        が来園、ビーバー寄贈の申し入れを受ける。
        リスザル15匹がサル山より集団脱走し、1週間後、長雨のた
        め全員投降の上サル山に戻る。

  7月   カバの仔ノロが動物交換で宇都宮動物園に転出。
        幼児向けの動物知識向上を目的として動物パネルを市内の
        幼稚園、保育所の30ケ所に移動展示する。

  8月   ニホンザルの人工哺育を開始。

  9月   アミメキリンの仔2頭が相次ぎ死亡。
        アメリカビーバー2頭がエドモントン市より到着。
        カバの仔(オス、ダグ)が誕生。

 10月   ローランドゴリラ(オス、4歳、ゴン太)が旭山動物園に転出。

 11月   動物園3号橋(しかのはし)完成。

 12月   ホッキョクグマの双子誕生。(2日間生存)

・飼育動物数(4月1日)現在91種416点

・動物舎の新設 フラミンゴ舎、鳴禽舎、ビーバー舎。

・主な受贈動物 ベニイロフラミンゴ2点(伊豆倉組)、リスザル15点(北野建設KK)、            アメリカビーバー2点(カナダ・エドモントン市)

・主な動物の交換 チリーフラミンゴ

・主な施設及び遊具の受贈 バッテリーカー2台(第一貨物KK)、ベンチ60脚(北海                  農協乳業KKS43年~52年)

 

昭和53年(1978年)

  1月   第1回犬ぞりレース開催(19頭参加)。

  2月   WWFJ動物写生画コンクール全国大会に於いて、帯広より
        出品した作品が世界野生生物基金日本委員会会長賞を受賞
        おびひろ動物園協会が発足。(会長三須幹男)

  3月   静岡市日本平動物園より、当園の開園15周年記念のプレゼ
        ントとして、アメリカバイソン(オス、1歳、ボブ)が到着。お礼と
        してシェットランドポニー1点(メス)を日本平動物園に贈る。

  4月   北海道農協乳業よりパンダの描かれた売店が寄付される。
        S52年にカナダのエドモントンから贈られたビーバーが2頭と
        も雄と判明、そのうちの1頭を釧路市動物園の雌と交換する。
  23日   開園まつり(アメリカバイソン、カバの赤ちゃんを一般公開)

  5月   「ZOOおびひろ」創刊号を発行。
 11日    トビの人工孵化に成功(5月4日入卵)
 17日    動物の愛称が決まる。
        バイソン(オス、ボブ)
        カバ(雄 、ダグ)
        カンガルー(雄、ポコ)
        ロバ(雄、ロロ)
        シベリアオオカミ(雄、ジベリオ)。

 6月4日  創立以来300万人目の有料入園者に記念品を贈呈。
   18日  第1回探鳥ピクニック開催(新得町トムラウシ地区ヘ)。
        ミニ動物コーナーを開設。
        ウサギ18点、ギニアピック79点、ヒヨコ数10点。
        動物を計る会。
        日動水協北海道ブロック飼育技術者研究会を開催。

7月11日  WWFJ主催動物写生画コンクールの帯広移動展が、おびひろ
        動物園ギャラリーで開催される。
   16日  動物園開設15周年記念行事を開催。

8月17日 キリンの赤ちゃん誕生。
   27日 キリンの赤ちゃん一般公開。

9月13日 バイソン舎が完成。
   25日 旭山動物園よりヤクシカ(1番)を受贈。
       ナキウサギ(3点)を捕獲。

 10月12日 ライオンの人工哺育を行う。
     27日 静岡県日本平動物園よりアメリカバイソン(雌)を受贈。

 11月 5日 閉園まつり
      9日 足の悪かったフタコブラクダ(雄、8歳)が衰弱死。

 12月 8日 ホッキョクグマ出産。
     17日 ホッキョクグマの仔が生後10日目に、肺炎のため死亡(自然
         哺育)。
         トラ舎が完成。
     21日 ヒグマの人工冬眠実験開始。
         園内整備3か年事業が終了(猛禽舎、野牛舎、トラ舎を新設
         )。

・飼育動物数(4月1日現在) ?種  ?点

・動物舎の新設 バイソン舎、トラ舎、猛禽舎、ミニ動物コーナー。

・主な受贈動物 アメリカバイソン(雄)1点(静岡県日本平動物園)、ヤクシカ4点(旭川           市旭山動物園)

・主な出産動物 トビ(人工孵化)、アミメキリン、ライオン、ホッキョクグマ。

・主な施設及び遊具の受贈 パンダの売店(北海道農協乳業)バッテリーカー3台(第                  一貨物工業KK)

 

昭和54年(1979年)

  1月19日 グリーンランド縦断に貢献したエスキモー犬「クマ」を植村
         氏より受贈。
     21日 氷まつりで犬ぞりレースが行われる。

  3月 4日 市営緑ケ丘陸上競技場横で犬ぞりレースが行われる。
      7日 ビーバーの仔が誕生(1点)
      9日 ビーバーの仔が誕生(2点)。
     17日 キリン(雌、ヒロ、9歳)が脳腫瘍のため死亡。
         吹き矢による動物の麻酔開始(移動・治療に利用)。

  4月28日 開園まつり、遊具アストロライナーが登場。
         エスキモー犬の仔が初めて誕生(6点)。 

  5月 8日 ポニーの仔が誕生(1点)。
      9日 ポニーの仔が誕生(1点)
     13日 バーバリーシープの仔が誕生1点
     18日 動物の愛称が決まる。
          エランド(雄、ランディー)
          バイソン(雌、バブ)
          ビーバー(雌、モンモ)(雄、トット)
    19日  バーバリーシープの仔が誕生1点

  6月17日 動物を計る会。
         ヤクシカの仔が誕生。
         エゾシカの仔が誕生(2点)。

  7月 6日 シベリヤオオカミが園児を咬む。
    12日 神戸市王子動物園よりシベリアトラ(雄)を受贈。
         ライオンの仔が誕生。
    15日 動物園開設16周年記念まつり。
         事故防止のため動物舎の人工柵を強化。
         ニホンザルの仔の人工哺育開始。

  9月    エスキモー犬舎を1.5倍に拡張。
    10日 「世界一どうもうな動物(人間)」の檻ができる。
    13日 常陸宮妃がエスキモー犬のキンタローに再会のため来園。
    24日 ビーバーの仔が多発性胃潰瘍のため死亡。 愛知県の犬山
         モンキーセンターよりマンドリル(雄)が到着。東京都井の頭
         自然文化園よりマンドリル(雌)が到着。
    26日 カナダのエドモントン市立バレー動物園よりシンリンオオカミ
         (1番)が到着。
         入園者が4年ぶりに20万人を突破。

11月 1日 アメリカ、イギリス、デンマーク、スイス、ベルギーの小学生の
        作品を集め、「世界の動物画展」を園内で開催。(3日まで)
     2日 エスキモー犬のロッキーが父親のイヌートソア1号を咬殺。
        エゾナキウサギの越冬に成功。(12ケ月間)
    20日 ベンガルトラ(雄、タケル、19歳)が肝炎のため死亡。
    21日 アミメキリン(雄、タッチャン、9歳)が死亡。

12月 2日 ホッキョクグマ出産。
     4日 ホッキョクグマの仔を生後3日目から人工哺乳に切り換える。
    25日 ヒグマの人工冬眠実験開始。
    28日 人工哺育中のホッキョクグマが肺炎のため死亡(生後25日
        間生存)。

・ 飼育動物数(4月l日現在)103種629点

・ 動物舎の新設 エスキモー犬舎(拡張)

・ 主な受贈動物 エスキモー犬(キンタロー)(常陸宮妃殿下)エスキモー犬(クマ)(植           村直己)、シベリヤトラ(雄)(神戸市王子動物園)、シンリンオオカミ           1番(カナダ・エドモントン市・バレー動物園)

・ 主な購入動物 マンドリル(雄)(犬山モンキーセンター生)、マンドリル(雌)(東京           都井の頭自然文化園生)

・主な出産動物 アメリカビーバー、ホッキョクグマ。

・主な遊具の新設(リース)アストロライナー(3千万円)、ジャングルマウス(4千万円)