2012年12月6・7日

アムールトラのタツオが札幌市円山動物園に

お引越しをしました。

 

12月6日、7日に
アムールトラの タツオ が 札幌市円山動物園 にお引越しをしました。

 

12月6日はあいにくの大雪となってしまい、お引越しの前に

まずは、トラ舎周辺の除雪を行いました。

 

 

肉食獣の運搬ということもあり、入念な打ち合わせの下

お引越し作業にとりかかります。

 

まずは、獣医がタツオに麻酔をかけることから始まったのですが

この際、タツオが興奮しないように、獣医以外の職員はできるだけ

遠くから見守ります。

 

なぜなら、興奮することによって、麻酔がかかりにくくなって

リスクが高まってしまわないようにするためです。

 

 

そして無事麻酔が完了し、安全を確認したところで

 

 

 

身体測定やワクチン投与、血液採取を行います。

この間も、タツオの呼吸に気を配りながら、迅速に行わなければなりません。

 

 

必要な検査がすべて終わった後で、タツオを移動用の檻に移動させます。

 

 

大人8人がかりでも運ぶのにやっとな状況でした。

 



檻の移動が完了すると、タツオを覚醒させます。

覚醒させる注射を投与して数分後、

 

 

無事に麻酔をかける前のタツオに戻ってくれました。

職員一同、ほっと一安心です。

 

 

タツオも疲れていることなので

6日はこのまま一晩暖かい所でゆっくり休んでもらいました。

 


そして7日の朝、タツオは

 

 

職員と一般の方に見守られながら、

札幌へと旅立っていきました。

 

 

そして午後2時ごろ、札幌市円山動物園に到着し

特にトラブルもなく、お引越しのすべての行程が完了しました。

 

 

こちらは新しい獣舎に移動してすぐのタツオ。

新しい環境に戸惑っていた様子でしたが

すぐに慣れてくれることでしょう。

 

 

これからは札幌での生活になりますが、いつまでも

元気に過ごしてもらえればと願っております。