今月の企画展「エゾシカ展」の特別企画として
「シカ笛をつくろう」を行いました。
まず、シカ笛とは何か・・・
帯広百年記念館所蔵(常設展示室に展示しています。)
アイヌ語でイレクテプまたはオトウイパプエと呼ばれる
鹿を呼び寄せるための笛です。
木にシカの膀胱を巻きつけているそうです。
アイヌ語の名前があることでおわかりかと思いますが、
これはアイヌ民族の人々がシカ猟を行う際に用いた道具です。
これを鳴らすことで鹿を呼び寄せて狩りをしていました。
この道具を簡単に作る方法をお隣の帯広百年記念館の学芸員さんから教わり、
早速、みんなで作ってみよう!!
ということで、
やってみました。
はじめは上手に鳴らせなくっても
すぐにみんな鳴らすことができるようになりました。
子どもたちもお父さん、お母さんも楽しんで作ってもらえたシカ笛。
動物園のエゾシカは寄って来てくれたでしょうか。
なお、アイヌ文化におけるエゾシカの利用法などを
帯広百年記念館内 アイヌ民族文化情報センター「リウカ」で
詳しく知ることができます。
もちろん、エゾシカに限らず様々なアイヌ文化に関することが調べられますよ。