2010年8月8日

オオサンショウウオが亡くなりました。

オオサンショウウオは世界最大の両生類であり、
国の特別天然記念物に指定されています。

当園の飼育個体は1965(昭和40)年5月25日に
当時の帯広畜産大学山極学長よりご寄贈いただきました。

今年で飼育歴45年を迎えましたが、食欲の減退が観察されるようになり、
8月8日午前10時に死亡を確認しました。

解剖の結果、顕著な病症はなく、
加齢による循環器不全が死亡原因と推測されます。

当個体は国内の動物園・水族館で飼育されているオオサンショウウオの中で
年齢(推定55歳以上)・飼育年数ともに最長であり、
また体長も2番目に大きい126cmでした。

このように大変貴重な個体であることから、
現在標本の作製及び展示を検討しているところです。