2010年 1月 28日

ホッキョクグマの種の保存事業の推進

先日、動物園の役割の一つである種の保存事業で
ホッキョクグマの繁殖を進めていくために
道内の4つの動物園での話し合いがありました。

その結果、円山動物園のララが繁殖を目指すためには
子離れをする必要があり、

そのため、円山動物園の「イコロ」と「キロル」を
おびひろ動物園へ移動し、

かわりに、おびひろ動物園の「ピリカ」を
円山動物園へ移動します。

  

その他、円山動物園で「デナリ」と「ララ」での繁殖を目指すこと、

円山動物園の「サツキ」を旭山動物園に移動し、
イワンとの新たなペアリングを目指し、遺伝子の多様性を維持した
個体の増殖を目指すことが決まっています。

なお、今回の移動は繁殖目的のため
所有権の移動はどの個体についてもありません。

円山動物園へ里帰りしても「ピリカ」は「おびひろ動物園のピリカ」で、
「イコロ」と「キロル」も、変わらず「円山動物園のイコロとキロル」です。

移動する動物たちへの負担などもありますが、
ホッキョクグマという種の保存事業を
これからも全国的に進めていくため
各動物園が協力して努力していきたいと思います。